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パラグアイでこの度「東日本大震災チャリティーイベント」が開催されました。
きっかけは、一人のJICAの元協力隊員、原田さんの呼びかけによるものでした。
地球の反対側で行われた心あたたまるチャリティーイベントの模様をレポートします。

(最後に原田さんと山崎さんの感想も載せてます。)

東日本大震災チャリティーイベント
日程:2011年4月1日、2日
場所:パラグアイ アスンシオン(La plaza O'leary)

 原田千晶さんは、JICA協力隊員(20年度2次隊)の村落開発普及員としてパラグアリ県サプカイ市で観光資源を活用した地域開発に取り組んでおられました。
 昨年9月に任務を終え帰国。そして今年の3月10日に里帰りのため再びパラグアイへ渡ったその翌日に、東北関東大震災の知らせを聞きました。
 原田さんは、パラグアイの地にいる今の自分にできることは何かと考え、チャリティーイベントを企画。そしてすぐさま、隊員時代にお世話になった司法労働省下にある”SINAFOCAL”という職業訓練を提供する機関へイベントの協力を依頼しました。
 SINAFOCALからその場で「もちろん、喜んで!」という言葉をいただくことができ、イベントの計画・準備が進みだしました。
 また、パラグアイに移住している日系人の方々にも協力を依頼し、パラグアイ側と日系イベント特別委員会の二本柱でイベントの準備を進めていきました。
 原田さんの後任にあたるJICAボランティアの山崎みつ美さんにも協力を依頼し、イベントの立ち上げから終了まで、共に活動をしました。



募金箱を持って義援金を
募る子供たち

イベントの目的
(1)パラグアイから一人でも多くの人の気持ちを日本に伝える
(2)募金は、イグアス日系農業協同組合寄贈の大豆100トンを100万丁の豆腐にして被災地に届けるための費用に充てる。→豆腐100万丁プロジェクト
(3)Banco Itauに口座を開き、振込と当日の募金両方で義援金を募る(口座は4月いっぱいまで開く)。
(4)日本食、日本の手工芸品、Tシャツ、ろうそくの販売や書道によるサービス等の売上全てを義援金に充てる。
(5)パラグアイ人と日本人のコラボでイベントを運営する。

Tシャツのデザイン、一枚40,000グアラニー(約1,000円)

イベントにご協力くださった方々
・元在パラグアイ大使 田岡功氏
・日系の団体と個人(約100名)
・パラグアイのボランティア-SINAFOCAL(約50名)
・司法労働省をはじめ、他政府機関10機関
・ジャスレタ(※1)(約50万円寄付)
・イタイプ(※2)(当日のコンサートステージ、機材の貸与)
・JICAボランティア35名(当日のお手伝い)
・日本人学校、パラグアイ人アーティスト15組、日本人アルピスタ、創価学会(太鼓)

※1=アルゼンチンとパラグアイ共同でのダム開発の水力公社
※2=ブラジルとパラグアイ共同でもダム開発の水力公社

準備の模様

Sinafocalでのディレクターとの話し合い
左から、山崎さん、Sinafocal職員、ディレクター

日系連合会での話し合い

開幕式

両国の国歌斉唱

ロウソクの点灯式が行われた

司法労働省の大臣
たくさんの人のあたたかな気持ち

募金箱を持って義援金を募る子供たち

当日、3,800羽の折鶴がある学校から届いた

募金をしていただいた人に、折鶴をプレゼント

多くのメッセージが寄せられた

Tシャツ販売
書道
1枚約130円で自分の名前を漢字に
日本食、手工芸品の販売
アーティストと演奏者たち
日本語学校の生徒が
「黄色いサクランボ」の踊りを披露
「桜」の踊りを披露
ABBAやHEROを熱唱 ダンサ パラグアジャ
和太鼓 「翼になりたい」を演奏
カボエラ 空手、合気道、ジュウジツを披露
追悼イベント
ロウソク販売
日系人の方々
SINAFOCALの職員
左の方が原田さん
JICAボランティア
2曲合唱(STAY、ロビンソン)
左から、山崎さん、原田さん
当日手伝ってくれた仲間たち(一部)
イベント運営者のみなさん

こぼれ話

15日間の短い期間で、一人ひとりがそれぞれの役目をしっかり果たし、なんとか2日間のイベントを無事終えることができました。イベントの5日前、パラグアイ人のスタッフが「このままじゃ当日を迎えられないから、日にちをずらそう」と、会議の中で発言されたが、日系人のスタッフが「私たちは既に多くの人に連絡をしていて、みんな予定を変えることなんてできない」と、強く反論しました。その時、パラグアイ人のスタッフが、日本人の働き方に強く感動されていました。

イベントの準備にあたっては、関係スタッフが自分の本来の業務が終わった後、深夜にまで渡り幾度となく、このイベントの打ち合わせをして下さいました。

イベントを終えて
原田 千晶(元20年度2次隊 村落開発普及員)
 普段は、日系人は日系人、パラグアイ人はパラグアイ人で独立して物事を進めることが多い中、今回のイベントを通じて、震災で被害を受けた日本のために、少しでも力になりたいという一心でパラグアイ人と日系人が共に力を合わせてイベントの企画・運営を行えたことは、本当によかったと思います。両者ともに、多くのことを気付き、感じ、学べたのではないかと思います。日系人が移住してから70年以上経過し、その中での活躍があるからこそ、親日関係が今もなお続いているのでしょう。また、改めて日系社会のきずなと組織力の強さに驚かれました。

 2日間、主催者を始め多くの方が協力して下さったおかげで、無事イベントを終えることができ、募金は日本円で約150万円集まりました。4月いっぱいまでは引き続き募金活動を行います。

 最後に、今回のイベントで協力して下さった方々に、深く感謝いたします。本当にありがとうございました。復興を願うとともに、皆様からいただいた気持ちを被災者の方々に1日も早く届けるよう努めたいと思います。
Hermano Japonのイベントを通して
山崎 みつ美(22年度3次隊 村落開発普及員)
 JICAボランティアとしてパラグアイに来て約2ヵ月ばかりでこの大震災が発生しました。遠いパラグアイに来て、このような形で日本の話題が日々の新聞、テレビのニュースで取り上げられるとは夢にも思っていませんでした。自分の国の見慣れた景色が、まるで映画の一シーンのように破壊されていく。その映像はあまりにも衝撃的で現実のものとしての実感が持てないまま、自分に何ができるだろうかということを漠然と考えていました。何かしなければいけない、でも一人ではこの慣れない環境でどうしていいか分らない。そんな中、このイベント企画案を知り、できる限りのお手伝いをしたいという気持ちで参加しました。

 イベントを通して感じたことは、「誰かを助けたい」そういう気持ちは人種、貧富の差、環境に関係なく、それぞれが持ち合わせているということです。イベントでは募金箱を持って、パラグアイの子どもたちが街を回ってくれました。決して裕福ではないのに、自分の財産を売ってまで、募金してくれた人もいました。遠くの町から、このイベントのために駆けつけてくれた人もいました。多くの方がそれぞれの気持ちを伝えに来てくれました。

 そして、ここで生活する日系の方たちの持つ日本への強い思いを感じました。それは、日本人である私たちが見習わなければならないと感じるほど素晴らしい団結力とエネルギーでイベントを盛りたててくれました。

 今回、一番私にとって印象的だったのが「イベントの持つ力」です。インターネットや電話での募金は即効性があり効率的な方法です。一方でイベントは準備に手間と時間がかかり多くの労力を要します。しかし、みんなでロウソクに火を灯して黙とうする。そうしたことで、多くの人が同じ気持ちを共有できること。記憶に留められること。そして、被災地の状況を関心のなかった人たちにも知ってもらえること。異国にいる私たちには、このイベントの企画は資金を集める以上に意味のあるものだったと思います。

 そして、今回無償で協力してくれたこの国の多くの人にも、恩返しができるような活動を残りの任期でできたらいいなと考えています。
以上
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